詩とは自慰のようなものである…
そう、むかし誰かが僕に言った。
 
軌道
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    キラキラとひかる まぶしくて

    ドキドキしていた あこがれていた

    手に入れたいと願った

    それとも本当はずっとそばにいたいと願った

    ふれない距離が永遠だと思っていた

    信じること 愛すること

    きっと同じだと願った

    瞬間だけが 憶えている

    ぼくは きみを 抱きしめたい
    【2016.09.29 Thursday 02:18】 author : takenaka-poet
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    酸素ボンベ
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      僕だけじゃ歌えない

      僕は歌わない

      君のこと思う、だけ

      君に見つけてもらいたい、だけ

      本当は何もないのに

      何かあるふりをして

      ただただ自慰にひたるばかり

      それでもいいやと思いながら

      それでも歌うしかないんだった。

      僕は歌いたい
      【2016.04.18 Monday 00:43】 author : takenaka-poet
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      苛立ち、ふたつ
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        たった一言

        愛していると

        伝えられたなら

        はい、さようなら。

        生きるって

        そういうことだった
        【2015.08.20 Thursday 01:00】 author : takenaka-poet
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        ワールズ・エンド
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          朝日が昇る前

          コンビニの明かりが

          かすかにさす駐車場の隅で

          君と踊る

          ぼくのステップは たどたどしくて

          きみはバカにして 笑ったから

          なんだか嬉しくなったんだ

          近頃ふたり しかめっ面

          なんだかつまらない そう思ってた


          きみの手に口づけを

          ぼくらの背中に翼を

          どこにだっていける ふたり


          まもりたいもの まもるべきもの

          考えるのはもうやめた


          このままふたり どこまでも潜ろう

          街の片隅 薄汚れた街並み

          明けない世界

          この夜のはてまで

           
          【2015.06.06 Saturday 01:47】 author : takenaka-poet
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          みたいな
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            甘いお菓子みたいな

            花の蜜みたいな

            星の降る夜に寄り添う二人みたいな

            手をつないだらふにっとしたみたいな

            月明かりの下で手をつないでおどろう

            笑った君の笑顔がみたいな
            【2015.06.03 Wednesday 23:43】 author : takenaka-poet
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            覚悟しろ!
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              君は 知っていますか?

              愛されるには 同じだけの何かが必要なんだと

              君は 持っていますか?

              大好きな その人に 愛されるだけの 何かを


              僕には 何もありません

              この気持ちだけだと 嘯くままに

              それじゃあダメだと 遠く 見守る


              僕には 何もありません

              愛されるのが怖いので きっと

              何も持つことができないのです


              君には ありますか

              誰かに愛されるだけの 覚悟が
              【2015.06.03 Wednesday 01:05】 author : takenaka-poet
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              希望
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                まっさらな 大地を

                子供達が 走っていた

                救われた 気持ちになった

                何もない この大地にも

                明日が来る

                なんども なんどでも

                明日は来る

                 
                【2015.06.01 Monday 21:38】 author : takenaka-poet
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                0
                  ちいさな箱のなかに

                  ぼくは住んでいる

                  なにもない なにもしらない

                  まっしろで まっくろで


                  箱の上のほうには 穴があいている

                  みあげた空には 月が浮いている

                  晴れた日には青く ときには白く


                  この箱のそとにしか ないもの

                  手にしなければ わからないの?

                  さわってみなければ かけないの?

                  ぼくは ここにいて

                  ここで ぜんぶを手に入れたい

                   
                  【2015.05.31 Sunday 23:55】 author : takenaka-poet
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                  水族館
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                    ドライブ日和に 水族館への道を走る

                    海に浮かんだ小島をめざす


                    小さな頃を思い出した

                    お弁当を持って 歩いて行った


                    道に迷いながら はじめての道を走る

                    坂を越えると海が見えたから


                    ばあちゃん家は 裏に海があって

                    眺めていると あっというまに時間は過ぎた


                    東京にでてきて 仕事をはじめ

                    毎日がつまらないなと思いながら 過ごしていた


                    だから嬉しくて 海だと 叫んだ

                    そしたら君が泣きはじめて


                    楽しそうだからと云った その言葉で

                    ぼくも なんだか嬉しくなった

                     
                    【2015.05.31 Sunday 03:29】 author : takenaka-poet
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                    祈り、きみへ
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                      たまごをひとつ フライパン

                      こつんとあてて わりました

                      いつもは両手を つかいます

                      きょうは とても晴れてます

                      気分もいいので 片手です

                      フライパンに こつんとあてて

                      ぱかっとわった なまたまご

                      いきおいあまって おちていく

                      きみのゆくへは ゆかのうえ

                      ぷっくりまるい きみはきれい

                      たまごはひとつ さいごです

                      たべたかった いますぐに

                      まようことなど ありません

                      フライパンで 熱します

                      目玉焼きで いただきます

                      たまごはいくよ おなかのなかへ

                      ごちそうさまを 言い終えて

                      おなかが痛くならぬよに

                      あとは祈るばかりです

                       
                      【2015.05.30 Saturday 02:15】 author : takenaka-poet
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